最後の「DeNA・中村紀洋」適時打置き土産で「恩返し」

[ 2014年9月28日 05:30 ]

試合後ファンにサインする中村

 DeNA・中村がイースタン最終戦・ロッテ戦(横須賀)に「4番・DH」で先発出場。DeNAでは最後のユニホーム姿で躍動した。初回2死一、二塁で中後から左前適時打と観衆2376人の期待に応え、「ファンがこんなに来ると思わなかった。上(1軍)で見せられなかったのは残念だが打てたことで少し恩返しができた」と穏やかな笑みを浮かべた。

 今季わずか13試合出場で、5月7日以降はファーム暮らし。23日に高田GMとの会談で来季の戦力構想から外れている場合は自由契約を申し入れた。「お金じゃない。守備固めでも代打要員でもいい。必要としてくれる環境があれば」と話しており、他球団で現役続行への意欲は強い。試合後に行った即席のサイン会。「ノリ、辞めないでくれ!」と男性ファンに声を掛けられてうなずいた。41歳のベテランの闘志はまだ消えていない。

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2014年9月28日のニュース