ヒースがリーグ最強打線ねじ伏せた!「打線が助けてくれた」

[ 2014年9月24日 08:53 ]

<ヤ・広>ヒーローインタビューを終え笑顔を見せるヒース

セ・リーグ 広島7-2ヤクルト

(9月23日 神宮)
 力でリーグ最強打線をねじ伏せた。広島のヒースが7回2安打無失点の好投で来日から無傷の3連勝をマーク。

 「とにかくチームが勝てるよう、自分にできることをしっかりやった結果」

 付けいるスキさえ与えなかった。初回、2死からの四球を発端に一、三塁のピンチを招いたが、雄平をチェンジアップで左飛にしとめた。2回以降はテンポよくアウトを積み重ね、三塁を踏ませなかった。

 「チームに勝ちが付くことが大事。今日も打線が良く打って、助けてくれたからね」

 助っ人は常に謙虚さを忘れない。そこには尊敬する父の教えがある。

 「良かったこと、悪かったこと。過去のことはいい形で忘れ、前へ進むことが大事だと父には教わったよ」

 米国・アトランタで自動車の整備、修理を行い、一家を支えてきた父・ウィリアムさん(51)に電話で活躍を報告することが楽しみになっている。前回登板の17日の巨人戦(マツダ)は6回5失点降板。過去のことは忘れ、前に進んだ結果だった。

 チームに13年ぶりのシーズン5割以上をもたらしたヒースは「どの勝利も大きいが、今日で決まったのなら嬉しいね」と目を細めた。CSでも先発陣の1人として、首脳陣からの期待も大きい。自らのキャリアを積み重ね、チームの歴史をも切り拓く。

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2014年9月24日のニュース