広島勢躍動!山本浩&衣笠の2打席連続アベックアーチほうふつ

[ 2014年7月18日 22:40 ]

<全パ・全セ>スタンドの声援に応えるエルドレッド

プロ野球オールスターゲーム第1戦 全セ7―0全パ

(7月18日 西武D)
 3安打4打点でMVPを獲得したエルドレッドを始め、広島勢が大活躍して全セが快勝。コイ党には初優勝を飾った1975年の球宴をほうふつとさせる一戦だった。

 6月上旬まで1位を走り、ファン投票で両リーグ最多の8人が選出された広島。初出場の菊池が3回に先制打を放つと、同じく初出場のエルドレッドが適時打2本に2ランで4打点。先発の前田健は3回零封で敢闘賞に選ばれ、右肩痛で6月上旬から戦列を離れ2軍調整中の一岡は1/3回ながらピンチを抑えた。

 思い出されるのは広島が球団史上初優勝を飾った1975年の球宴第1戦。3番・山本浩、6番・衣笠の2打席連続アベックアーチで全セが8―0で快勝。翌日のスポニチ1面には「おゝ広島 山本浩も衣笠も連続打席アーチ」の見出しが躍った。

 第1戦のMVPは山本浩が獲得。このシーズンに打撃では初タイトルとなる首位打者に輝きチームを引っ張った。39年後の球宴でMVPを獲ったエルドレッドは、奇しくも山本浩が持つ球団記録を更新する勢いで本塁打、打点を積み重ねている。

 この年、首位・阪神に1・5ゲーム差の3位で折り返した広島は最終的に中日とのデッドヒートを制し初優勝。同じく3位で折り返したことしも初優勝した年と同じ歓喜を味わうことができるか――。

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