内川1軍復帰へ“手土産” 練習試合で4打数4安打4打点

[ 2014年6月26日 05:30 ]

ホンダ熊本との練習試合で6回1死二、三塁から左前2点適時打を放つソフトバンク・内川

 ソフトバンク・内川聖一外野手(31)は25日、2軍での最終調整だったHonda熊本との練習試合(雁の巣)に「3番・DH」で出場。都市対抗野球九州第1代表の強豪の主力投手を相手に2本の三塁打を含む4打数4安打4打点と貫禄を示した。右大臀(でん)筋肉離れで5月26日に出場選手登録を抹消されてちょうど1カ月。最高の「手土産」を携え、26日、1軍に合流する。

 「疲れましたね。結果はそれほど大事なことじゃなかった。(安打が)出たら出たで弾みをつけてやりたい」

 前日の同カードでは全力疾走で不安を取り除いたものの、3打数無安打だった。5月25日の阪神戦(ヤフオクドーム)以来約1カ月ぶりの実戦で「打席と投手の距離感に戸惑いがあった」ため。しかし、この日は試合勘も取り戻し、バットは打ち出の小づちに変化。3回2死三塁での右翼線適時三塁打、5回無死二塁での右翼への適時三塁打と2本の三塁打で激走。全ての不安要素を取り除いた。

 ただ、ほぼ完璧な内容にも4打席中6球打ち損じたファウルに不満顔。「ファウルしたボールをどうにかしたい。(ヒットが)出る前の段階でどうにかしたい」と貪欲だ。「あしたから1軍に合流します」。27日からの西武遠征用の荷造りを終えたヒットマンは駆けつけたファン全員にサインし、雁の巣をあとにした。

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2014年6月26日のニュース