悩める守護神にメス…呉昇桓、踏み出す左足を修正へ

[ 2014年6月26日 10:20 ]

フリー打撃に登板した呉昇桓

 阪神・呉昇桓(オ・スンファン)に初めて“メス”が入った。25日、甲子園でのフリー打撃登板後、中西投手コーチとマウンド上で意見交換し、踏み出す左足に関して修正ポイントを指摘された模様だ。

 「左足のステップのことで話をした。今までと一緒ですよ。全然問題ないです」。練習後、右腕は多くを語ることはなかった。一方でフォーム矯正の一端を明かしたのは中西コーチだ。

 「球筋のことを話した。4、5月に投げている時のイメージはどうだったかと。左足の数センチの位置(の修正)。」

 開幕から21戦連続で救援に成功した4、5月に比べて、6月は体の開きが目立った。左足がわずかに一塁側に踏み出すことでシュート回転のボールが多くなっていた。結果、左打者の内角に投じたボールが真ん中に入り失投につながった。

 中西コーチは「自分では“ブルペンで投げて確認する”と言っていた」と話した。今季、対右打者の被打率・167に対して左は・261と数字上は苦手としている。弱点を克服し、完全無欠の守護神となる。

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2014年6月26日のニュース