ソフトB 帰国中のウルフ右肘手術へ…今季中の復帰絶望

[ 2014年6月6日 07:07 ]

ソフトバンクのウルフ

 右肘内側じん帯炎症と診断され、米国に帰国しているソフトバンクのブライアン・ウルフ投手(33)が、右肘の手術を行うことが6日、分かった。術式は03年に一度、経験した肘のじん帯を再建する「トミー・ジョン手術」の予定。全治には最低1年を要することから、今季中の復帰は絶望となった。

 5月11日の西武戦(ヤフオクドーム)で4勝目をマークしたウルフは同18日のオリックス戦(京セラドーム)で右肘に張りを訴え、2回途中降板した。その後、19日に福岡市内の病院で精密検査を受けた際には「それほど重くはないようだ」と加藤投手コーチは話したが、その後、セカンドオピニオンに加え、本人が主治医の判断を仰ぐことを希望し、同29日に一時帰国。手術が必要と判断された。今後は米国内で手術し、来夏以降の復帰を目指すことになる。

 昨オフに日本ハムを退団し、2年契約の総額3億円プラス出来高払いの条件で入団した。ブルージェイズから10年に来日し、11年に12勝を挙げるなど昨季まで4年間で通算35勝29敗3セーブ、防御率3・10と抜群の安定感を見せていた。昨季先発投手の不足に苦しみ、5年ぶりのBクラスに沈んだソフトバンクは1年間先発を守る能力のある右腕に白羽の矢を立てたものの、思わぬ形での長期離脱。5月に右膝を手術した寺原とともに、開幕ローテーションから2枚が欠けてしまった。

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2014年6月6日のニュース