坂本 鼻骨骨折も強行出場へ「チームのため頑張るだけ」

[ 2014年6月6日 05:30 ]

4日のソフトバンク戦で鼻骨を骨折した坂本

交流戦 巨人―西武

(6月6日 東京D)
 骨折しても出る!巨人は5日、4日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で送球を捕球し損ねて顔面に受け、途中退場した坂本勇人内野手(25)が鼻骨骨折していたことを発表した。4日の試合後に福岡市内の病院で検査を受けていた。プレーに支障のあるケガではないため、6日の西武戦(東京ドーム)にも出場する予定。

 大阪、福岡と6日間の遠征を終えた巨人。福岡空港から帰京した原監督は、坂本の状態について問われると、「鼻は折れているみたい。でも、整復術をする必要はないみたいだし、あすからのプレーにも支障はない」と試合出場には問題がないことを明かした。

 坂本は7回無死一塁で城所が二盗を試みた際、阿部の送球が顔に当たり、鼻から出血して負傷交代した。試合後はアイシングをしたまま福岡市内の病院へ検査に向かっていた。診断は「鼻骨骨折」。それでも、阿部の送球が直撃ではなく、坂本のグラブをかすめてから鼻に当たっていたことで衝撃を和らげ、結果的に軽度の骨折となったようだ。そのため整復術を受けることもなく、帰京した坂本もこの日、「プレーには問題はない。チームのために頑張るだけです」と話し、6日から試合に出場する意気込みを見せた。

 前例もある。12年4月8日の阪神戦(甲子園)で死球を受けた亀井が鼻骨を骨折。翌9日に都内で整復術を行ったが原監督は「2、3日で戻ってこられる」と出場選手登録を抹消しなかった。亀井は11日中日戦(東京ドーム)の守備から途中出場で戦列復帰すると安打も放つなど無難にプレーした。整復術の必要のなかった坂本ならば、なおさらのことだ。
 
 6日からは伊原監督が休養し、田辺監督代行が指揮を執る西武を本拠地に迎える。「(伊原監督の休養には)我々がどうこう言う立場にはない」と原監督。西武とは交流戦開幕戦で2連勝。坂本は打率・333の活躍で勝利に貢献した。2年ぶりの交流戦優勝に向け、痛みをこらえて打席に立つ。

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2014年6月6日のニュース