ロサリオ逆転弾!白浜プロ1号!広島 お待たせ交流戦初白星

[ 2014年5月26日 05:30 ]

<広・西>ファンとハイタッチするロサリオ

交流戦 広島3―1西武

(5月25日 マツダ)
 広島が伏兵の2発で交流戦5試合目にして初白星をつかんだ。1点を先制された直後の4回。1死一塁から左翼2階席に3号逆転2ランを放ったのは、エルドレッドでも、キラでもない。第3の助っ人野手ロサリオだ。

 「真っすぐのタイミングで、高めの甘い変化球に反応できた。最高にうれしいよ」。打力を買われて24日に再昇格したばかりの25歳は猛打賞の活躍。DH制を採用できるため、前日に続いて外国人3選手を並べた秘策が見事に当たった。

 貴重な追加点は、11年目の苦労人のバットから生まれた。1点差のまま迎えた7回1死で、9番の白浜が岡本洋の変化球を捉え、プロ初アーチを左翼席へ。地元の広陵からドラフト1位で入団した捕手は「打った感触は分からない。入ったところも分からなかった」と目を白黒させた。

 バスターの失敗や併殺など拙攻もあったが、今季ワーストだった連敗を4でストップ。野村監督は「苦しいゲームだった。ロサリオがよく打ち、白浜もビックリする一発を打った。あすから僕も思い切っていける」。トンネルを抜け、首位堅守へ再加速を誓っていた。

 ▼広島・一岡(9回から登板し、1安打無失点でプロ初セーブ)抑えの緊張はなかった。この時を夢見ていた。初勝利よりもうれしい。

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