インフルまん延 チーム内感染者16人で巨人外出禁止令

[ 2014年4月4日 08:58 ]

 巨人がインフルエンザ感染の拡大を防ぐため、4日からの名古屋遠征で選手に外出禁止令を出した。前日には山口がインフルエンザB型と診断され、チーム内の感染者は16人に上った。これを受け、この日のミーティングで伝えられた。

 西武などでも猛威を振るっているインフルエンザ。球団としては、これまでも手洗いやうがいなどを徹底してきたが、歯止めが利かない現状に原監督も「なかなか目に見えない敵。我々も一人一人対応しているが、収束していない」と困惑の表情で語った。遠征中は外食をする選手も多いが、外部との接触を最小限にとどめることで体調管理を徹底させる。チーム宿舎の各部屋には加湿器を設置予定で、拡大防止へ万全の態勢を敷く。

 チームでは3月中旬に宮国、大田と1軍の若手選手が発症。その後2軍を中心に感染が拡大していたが、2日のDeNA戦(横浜)の試合中に山口が発熱を訴えて帰宅した。この日は平熱に下がったため、出場選手登録を抹消せず様子を見る。

 DeNA戦の中止決定を受けて、チームは連戦の疲労も考慮して先発陣だけが調整し、その他の選手は休養となった。チームは開幕5戦で4勝1敗と好調。勢いを持続させるためにも、外出禁止の措置を取り、中日3連戦にベストな体調で臨む。

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2014年4月4日のニュース