中田賢 ソフトB入り 北九州出身 「帰ってきてほしい」で口説かれる

[ 2013年11月28日 18:30 ]

FA交渉を終え、ソフトバンクの小川編成育成部長(右)と会見場に向かう中田賢

 中日からフリーエージェント(FA)宣言した中田賢一投手(31)がソフトバンク入りすることが28日、分かった。

 ソフトバンクの小林至海外兼中長期戦略担当部長は「ほっと一息。心強い投手が入ってくれることをうれしく思う」と話した。

 中田は阪神、ヤクルトとも交渉したが、福岡県北九州市出身である右腕は「地元愛」を強調。当初から気持ちは固まっていたようで、交渉終了後も「すべてにおいて、いい条件でした。先発したいか?と問われたので、先発したいと答えました。頑張っただけ評価してもらえる金額提示をしてもらったし、決して後悔しない内容の評価をいただいた」と好印象だった。

 通算61勝右腕に対し、ソフトバンクは4年契約に加え、最多勝など活躍次第で最大10億円の大型契約の条件を提示。交渉に同席したの小川一夫編成育成部長(59)も中田賢と同郷となる北九州市出身で、当時スカウト部長として北九州市立大時代の中田賢に熱視線を送っていた。交渉の席でも小川部長は「帰ってきてほしい」と口説き、中田賢は「一番、印象に残った言葉でした」と笑顔を見せていた。

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2013年11月28日のニュース