入札制度交渉 11月決着を見ず「3者を満足させる案は非常に難しい」

[ 2013年11月28日 15:24 ]

 日本野球機構(NPB)と米大リーグ機構(MLB)は27日、前日に続いてニューヨークで新たなポスティングシステム(入札制度)をまとめようと交渉したが、合意には至らなかった。

 28日は米国の感謝祭で12月1日の日曜日まで交渉は一時中断するため、月内の合意はないとみられる。週明けに電話会議で話し合いを再開するという。

 MLBの30球団のうち、資金の豊富な球団と乏しい球団、大リーグ選手会の3者の利害が一致しないのが課題で、交渉に当たったNPBの伊藤修久法規部長は「3者を満足させる案をつくることは非常に難しいことが分かった」と話した。

 新しい入札制度が成立しない限り、将来的な大リーグ挑戦を表明しているプロ野球楽天の田中将大投手のメジャー移籍は実現しない。

続きを表示

2013年11月28日のニュース