オリックス バルディリスも流失危機 李大浩に続き交渉難航

[ 2013年11月28日 05:30 ]

オリックスのバルディリス

 オリックスが、今季で3年契約の切れるアーロム・バルディリス内野手(31)の流出危機を迎えていることが分かった。現時点で交渉がまとまらず、瀬戸山球団本部長は「難航といえば難航。向こうのリクエストに応じて提案を変えているし、可能な限りで要望に応えている」と、条件面で上積みをくり返す苦渋ぶりを明かした。

 11月にベネズエラに帰国する際にバルディリスは「他球団からも条件提示があれば見る。いい条件を出してくれるところが、自分を必要としてくれるところ」とケン制。下交渉では2年総額2億円の提示をしていたが、代理人は倍近い額を要求しており、交渉は折り合っていない。12月からは他球団との交渉解禁となるが、オリックスに独占交渉権のある11月中に契約がまとまる可能性は低そうだ。

 今季5番で91打点を挙げたバル砲が流出すれば、4番李大浩(イ・デホ)と合わせて簡単に埋められない穴が空くことになる。さらにFA交渉中の片岡も獲得失敗が見込まれる窮地。同本部長は12月上旬に2泊4日で渡米し、駐米スカウトのラロッカなどと打ち合わせをする予定で、補強戦線を大幅に見直すことになりそうだ。

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2013年11月28日のニュース