和田監督 新4番候補ゴメス、残留マートンに中軸期待「もちろん」

[ 2013年11月28日 05:30 ]

ティーショットを放つ和田監督

 阪神・和田豊監督(51)が27日、来季の中軸争いのさらなる競争激化に期待した。マウロ・ゴメス内野手(29=米ナショナルズ)の新加入が決まり、マット・マートン外野手(32)も残留する。福留、新井、鳥谷、良太…と誰をクリーンアップにしようかうれしい悲鳴だ。

 「(外国人2人は中軸かと問われ)もちろん。ただ、簡単には渡さないという選手もいる。各ポジションにそういう選手が出てきたからね」

 待望だった4番タイプのゴメスが加わる2014年打線には夢が詰まっている。最も有力視されているのが3番から鳥谷、ゴメス、マートンだが、左右のジグザグにこだわるなら3番鳥谷からゴメス、福留、マートンか。並びだけではなく人の名前にもバリエーションが豊富で、新井と新井良の兄弟も必ず競争に加わってくるだろう。いずれにしてもリーグトップクラスの破壊力がある打線が組める。

 さらに、だ。この日参加したゴルフ後のスピーチでは「秋季キャンプでは若手の成長があり、手応えを感じています」と新戦力の台頭も楽しみにしている。今成、伊藤隼、緒方らがスタメンに名を連ねることができれば、そしてゴメスとマートンのGMコンビを脅かすような組み合わせが出るようならば、これ以上ないうれしい誤算となる。

 その見極め期間となる来春キャンプが今から楽しみで仕方がない。福留とは同じ組で18ホールを回り、回復具合を直にチェックした。12球団最少の82本塁打だった今季の非力さは、もう繰り返さない。

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2013年11月28日のニュース