新入札制度合意“持ち越し” NPBとMLB初の直接交渉も

[ 2013年11月28日 05:30 ]

 日本野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)は26日(日本時間27日)、ニューヨークでポスティング・システムの新制度について交渉した。MLBがいったん合意した新制度を取り下げてからの初の直接交渉だったが合意には至らず、27日(同28日)も話し合いを継続することになった。

 NPBの伊藤修久法規部長は「双方の考え方、意見を率直に出し合い、協議した。こちら側の意見、主張は抜けることなく話してる」と説明した。

 NPBは12球団に途中経過を報告し、各球団の意見を今後の交渉に反映させる。ただ、MLB側は修正案にメジャー30球団の合意が必要で、新制度の成立には大きな壁となっている。ニューヨークから報告を受けたNPBの井原敦事務局長も「(交渉の感触は)厳しいと順調の真ん中くらい」と話した。ニューヨーク・ポスト紙の記者がツイッターで協議は感謝祭後(日本時間12月3日)に再度開く見込みとつぶやくなど、米国では日米双方が合意するまでにはまだ時間を要するとの見方が強まっている。

 ▼日本野球機構・井原敦事務局長 米国での協議でまとまればそれがベスト。(交渉の感触は)厳しいと順調の真ん中くらい。

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2013年11月28日のニュース