福留“巨人・井端”を警戒「あれだけの戦力に入るわけだから」

[ 2013年11月28日 07:46 ]

サンテレビゴルフに参加、ドライバーショットの狙いを定める福留

 阪神・福留孝介外野手(36)が27日、兵庫県内のゴルフ場で開催された「レッツゴー!!タイガースゴルフ2014」(サンテレビで来年1月2日午後8時から放送)に参加。中日から巨人に移籍した元チームメートの井端弘和内野手(38)を警戒。走攻守、三拍子揃ったクセ者ぶりを知るだけに、ライバル球団がさらに手ごわくなると強調した。

 ずば抜けた野球センスを身近で感じてきたからこそ、その脅威は何倍にも膨れあがった。福留は、中日から巨人に移籍した井端に強い警戒心を示した。

 「やっている相手としては嫌。色んなことができる選手ですから」

 そのクセ者ぶりを間近で何度も見てきたからこそ言える。中日時代は同じチームで良かったと思っていた。打席では際どいボールをファウルでカットし、甘く入ってきた球をヒットゾーンにはね返す。お手本のような打撃技術の持ち主だ。遊撃の守りでも、広い守備範囲と安定した送球で二塁の荒木との鉄壁二遊間を形成。しかし今季は、WBCに合わせた調整の影響か、不振に陥り100試合で打率・236、1本塁打に終わった。来年で39歳を迎えるが、福留には怖い存在の井端しか見えていない。

 「手ごわくなりますよね。あれだけの戦力に入るわけですから」

 他を圧倒してリーグ優勝した巨人は、今オフも大補強を敢行。FAで広島・大竹を獲得し、西武・片岡も確実な状況。そして、井端も…となれば脅威でしかない。強大な戦力に立ち向かうために、まずやるべきことは自身のコンディションを整えるしかない。

 6年ぶりの日本球界復帰となった今年は序盤こそ勝負強さを発揮したが、左膝手術、左ふくらはぎ痛でシーズンの大半を2軍で過ごした。契約更改で「つまらないシーズンだった。ゼロからすべての面を強化したい」と話していたように、まずは1年間戦える体をつくることが先決。「自主トレは静かにやりますよ。ケガの具合とかを確認しながらね」。打倒巨人を胸に、地道なトレーニングを続けていくつもりだ。

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2013年11月28日のニュース