村田 新選手会長のケジメ!古巣との自主トレ“決別”

[ 2013年11月12日 06:00 ]

キャッチボールする村田

 巨人の新選手会長に就任した村田が、来年1月に「村田組」として実松、井野、今村を率い沖縄県嘉手納町で合同自主トレを行うことになった。内野手、捕手、投手と異なるポジションの選手が集うが、互いの意見を集約させて相乗効果を狙う。

 「お互いにとっていいこと。投手がいると打撃もできるし。投手を連れていくのは初めてなので楽しみですね」と村田。昨年までは古巣DeNAの選手らと合同自主トレを行っていたが、投手は不在で、現地の大学生らに打撃投手役を務めてもらった。一方で投手に対しては「打者心理を教えることはできる。どういう球を待っているかとか」とこれまで培ってきた野球観を惜しみなく伝える。単純に練習するだけでなく、違うポジションならではの考え方を学ぶ場とする意向だ。

 昨年はジャイアンツ球場で自主トレを行っていた実松は「会長についていきます」と同い年のスラッガーとの合同トレを決断。シーズン中から村田の練習用バットを愛用するなど、打撃面を参考にしてきた。実松は「投手は“内海組”もあるけど、捕手もいるし、いい打者もいるし、勉強になれば。来年はやってもらわないと困る投手」と高卒2年目左腕の今村も誘い、期待を口にした。生え抜き以外では球団初となる新選手会長の下、村田組が南国から日本一奪回へスタートを切る。

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2013年11月12日のニュース