オマリー氏 阪神1軍打撃コーチ就任へ GM「理論家」

[ 2013年10月18日 06:00 ]

11年、打撃練習をするマートン(右)と話すオマリー氏

 阪神がOBのトーマス・オマリー氏(52)に1軍打撃コーチ就任を要請していることが17日、分かった。近日中にも正式発表される。

 中村GMは「理論家だね。配球の読みなんかは秀でたものがあった。技術と読みが無かったら、あの成績は残せていない」とその手腕に期待を寄せた。

 オマリー氏は阪神、ヤクルトで6年間プレー。日本通算742試合で打率・315、123本塁打、488打点。93年には打率・329で首位打者を獲得した。引退後、02年から2年間は阪神の特命コーチとして打撃コーチだった和田監督とともに打線強化に尽力。03年のリーグ優勝時にはチーム打率・287の強力打線をつくり上げた。球団幹部が「精神的に不安定なところもある」と話すマートンのサポート役としても期待が懸かる。

 さらに球団に辞意を伝えた久慈内野守備走塁コーチに代わり、高代延博氏が同コーチに就任予定。阪神は来季、打撃アドバイザーに就任した掛布雅之氏と、オマリー氏という大物OB2人に猛虎打線の復活を託す。

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2013年10月18日のニュース