バレと真っ向勝負だ!中西投手コーチ「逃げないのは当然」

[ 2013年9月10日 07:48 ]

 実力で快挙達成を阻止してみせる。阪神・中西投手コーチが9日、自軍の投手陣に対して、シーズン本塁打記録を狙うヤクルト・バレンティンに真っ向勝負を挑ませる考えを明かした。

 「一塁が空いていたら、敬遠はあるかもしれんけど、(基本的には)勝負させるよ」

 投手陣を預かるコーチの言葉は力強かった。開幕から猛烈なペースで本塁打を量産してきたツバメの主砲。8日の中日戦では28打席ぶりのアーチとなる53号を放ち、プロ野球記録の「55本」まであと2本に迫った。ヤクルトとは13日から敵地・神宮で3連戦が予定されている。新記録にリーチをかけたバレンティンと阪神投手陣が向かい合う可能性は十分だ。

 仮に新記録となる「56本目」を被弾するようなことがあれば、その投手にとっては一生忘れられない不名誉な思い出だ。しかし、それを恐れて敬遠するような弱腰を、中西コーチは断じて許さない。現役時代の85年には同僚のバースが54本塁打で迎えたシーズン最終戦で巨人投手陣から5打席中4四球を与えられるという光景を目の当たりにしている。

 「今、53本か…。全力で抑えにいくし、逃げないのは当然。しらけたことはしない」

 神宮球場で繰り広げられる虎投とバレンティンのガチンコ対決に注目だ。

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2013年9月10日のニュース