高野連もビックリ!?女子高生がプロ志望届を提出

[ 2013年9月10日 06:00 ]

プロ志望届を提出した南稜の女子野球部員・山口

 女子高生がプロ志望届を提出した。日本高野連は9日、プロ入りを希望する高校生に義務付けた「プロ野球志望届」提出者の氏名をホームページで公表。関東第一(東京)の中村祐太投手ら12人の中に、南稜(埼玉)の女子部員・山口祐舞内野手(3年)も名を連ねた。

 高校生のプロ志望届は04年から制度化されたが、女子高生の提出は日本高野連関係者によると「記憶にない」という。山口は南稜の硬式野球部に所属し、女子プロ野球の合同トライアウトを受験するために届け出た。すでに5日にトライアウトを受けており「レベルが高かったので、期待はできないですね。でも硬式野球は続けたいです」と心境を語った。

 南稜の遠山巧監督は「3年間、男子と同じ練習をこなしてきた。ガッツのある子だった」と話した。規定で公式戦には出場できなかったが、練習試合では安打も放った。本職は二塁手だが、トライアウトは倍率の低い捕手で挑戦したという。「辞めようと思ったこともありましたけど、先生や両親のおかげで続けられました」と山口。男子顔負けの精神力でプロの世界を目指す。

 ◆山口 祐舞(やまぐち・ゆま)1995年(平7)12月7日、埼玉県生まれの17歳。小4から野球を始め、芝東中では硬式野球チーム「蕨リトルシニア」に所属。南稜3年夏はスタンドで応援団長を務めた。右投げ右打ち。

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2013年9月10日のニュース