樟南エース山下　悔いなし　味方失策で敗退も自責０

＜樟南・前橋育英＞甲子園の土を持ち帰る樟南・山下

第９５回全国高校野球選手権２回戦 樟南０―１前橋育英

（8月16日 甲子園）
　＜鹿児島樟南＞１回戦で佐世保実（長崎）を完封した山下は、味方の失策による１失点。

　援護がなく自責点０で甲子園を去った左腕は「ピンチでも思い切り腕が振れた。悔いはない」と言い切った。夏前に本格的に使いだしたスクリューボールを駆使して、被安打は３。５回２死三塁から二塁手がトンネルして失った１点が最後まで重くのしかかった。中学１年からバッテリーを組んできた４番の緒方は「６年間の最後まで幸せな気分でできた」と力を出し切った様子だった。