“がばい旋風”再現ならず…有田工「県立の意地を見せてくれた」

[ 2013年8月14日 16:10 ]

2回戦で敗退し、グラウンドの土を集める有田工ナイン

第95回全国高校野球選手権大会2回戦 有田工3―5常葉学園菊川

(8月14日 甲子園)
 開幕戦で大垣日大(岐阜)に逆転勝ちし、創部113年目で悲願の甲子園初勝利を手にした有田工。“がばい旋風”の再現ならず、打線が中盤以降に沈黙し、聖地を去ることになった。

 「(4回を終えて)5―3になった時点で、これがウチのペースだからとベンチで言い続けていた」と植松監督。佐賀大会決勝では9回2死から追いついて延長サヨナラ勝ちし、大垣日大戦でも3点ビハインドを終盤にひっくり返した経験から出た言葉だった。しかしこの試合では、打線は5回から8回まで無安打。9回2死から必死の走りで3番・仙波が塁に出たが、逆転劇を呼ぶことはできなかった。

 佐賀県勢は1994年の佐賀商、2007年の佐賀北がともに開幕試合を制した勢いで頂点に立った。その再現はならなかったが、指揮官は「2試合強豪と戦うことができて、敗れはしたけど佐賀の県立校の意地を見せてくれた」と選手たちをねぎらった。

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