西武・高山と阪神・川崎 交換トレード 西武は中継ぎ左腕強化

[ 2013年5月22日 06:00 ]

3月の広島とのオープン戦で力投する阪神・川崎

 西武と阪神でトレードが成立し、21日に両球団から発表された。西武は高山久外野手(31)との交換で川崎雄介投手(31)を獲得した。

 西武はウィリアムスが左前腕の張りで2軍降格し、中継ぎ左腕が不足。川崎はロッテ時代の08年に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得したが10年4月に阪神移籍してから登板機会が減っていた。西武・鈴木葉留彦本部長は「左投手が足りなく、現場から厚くしてほしいと要望があった」と説明した。阪神も右打ちの外野手を探しており、高山は10年に打率・291、11本塁打をマークするなど打力に定評がある。

 ▼西武・高山 阪神は人気球団だし、やりがいのある球団。いいこととして捉えたい。自分を出して精いっぱいやりたい。

 ▼阪神・川崎 阪神では思うような結果を出すことができませんでしたが、感謝の気持ちでいっぱい。自分を必要としてくれた西武の勝利のために頑張りたい。

 ◆高山 久(たかやま・ひさし)1981年(昭56)11月16日、熊本県生まれの31歳。九州学院では2、3年夏に甲子園出場するなど、高校通算43本塁打。99年ドラフト1位で西武入団。10年には自己最多となる116試合に出場し打率・291、11本塁打。通算成績は368試合で打率・250、23本塁打、105打点。1メートル77、84キロ。右投げ右打ち。

 ◆川崎 雄介(かわさき・ゆうすけ)1982年(昭57)2月17日、宮崎県生まれの31歳。宮崎南―九州東海大―ホンダ熊本を経て05年大学・社会人ドラフト4巡目でロッテ入団。08年には31ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。10年4月に阪神へトレード移籍。通算成績は191試合で7勝9敗1セーブ、防御率3・79。1メートル81、86キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2013年5月22日のニュース