高木監督連敗止めて興奮「30連勝できそう」

[ 2013年5月9日 06:00 ]

<ヤ・中>勝利投手のカブレラに抱きつかれる中日・高木監督

プロ野球 セ・リーグ 中日6-5ヤクルト

(5月8日 神宮)
 球界の暴走老人に元気が戻ってきた。本来、得意とする接戦を競り勝つ展開で連敗を4でストップ。中日の高木監督はベンチ前で勝利投手のカブレラと抱き合うと、久々に見せる満面の笑みでロッカールームへと歩を進める。報道陣の厳しい展開でしたが、の問いに「おめでとうと言ってくれよ」と祝福を強要?したうえで途中2度、帽子を取ってスタンドの声援に応えるなど上機嫌だった。

 粘りでつかんだ勝利だった。1点を追う4回無死二、三塁、谷繁の左前同点適時打など3点を挙げて逆転。5回に同点とされるが、直後の6回1死三塁、荒木の投手強襲適時内野安打で勝ち越し、田島、中田賢、岩瀬のリレーで最少得点差を守り切った。通算2001安打目と同時に、史上3人目の2球団での1000安打に王手をかけた谷繁は「何年やっても、1個勝つのは大変」と5日ぶりとなる勝利の余韻を味わった。

 指揮官は「逆転されてから、よう追いついて、追い越した」と選手の底力を認める。「30連勝できそうな気がする」。根拠のない連勝宣言も、監督自身の暴走!?が本調子に戻ってきた証拠だった。

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2013年5月9日のニュース