侍ジャパン3安打 貧打に逆戻り 首脳陣緊急ミーティング「力んでいる」

[ 2013年2月27日 06:00 ]

<阪神・日本>7回無死、投ゴロの阿部(手前)と厳しい表情の山本監督(右)

侍ジャパン強化試合 日本代表0―1阪神

(2月26日 京セラD)
 3月2日に開幕する第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う侍ジャパンは26日、阪神と強化試合を行い0―1で敗れた。10得点した24日のオーストラリア戦から一転阿部慎之助捕手(33)、長野久義外野手(28)をはじめ上位打線が無安打に封じられ、散発3安打の零敗。侍ジャパンは28日に巨人との強化試合に臨むが、開幕前最後の実戦を前に打線が固定しきれない。
【試合結果 侍ジャパン日程 メンバー】

 たった1試合で侍の刀は再びさびついた。試合後には首脳陣間で緊急ミーティング。15分後にようやく姿を見せた山本監督は、感情を押し殺すように口を開いた。

 「選手一人一人が何とかしようという気持ちが出過ぎて、力んでいる」

 17日の広島戦と同じ3安打で、対外試合4試合で2度目の零敗。特にボール先行での打者有利のカウントでは、延べ11人の打者でわずか1安打。国際大会では1球で仕留める集中力も必要となるだけに「甘い球を凡打している」と嘆いた。

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