野球人生懸ける松中「立場は分かっている」

[ 2013年2月11日 18:29 ]

ソフトバンクキャンプ

(2月11日 宮崎)
 昨季65試合で4本塁打に終わったソフトバンク・松中が、並々ならぬ決意を17年目のキャンプにぶつける。ことし40歳となる元三冠王は「立場は分かっている」と野球人生を懸けたシーズンを見据える。

 一塁手の座を新外国人のラヘアらと競う。過去の栄光が、定位置獲得の判断材料にならないことは自覚している。11日のシート打撃で、まずは求められる“結果”を出した。最後の打席で右中間に飛び込む本塁打。ステップ幅を狭め、持ち味の腰の回転が生きた一発だった。「内容もよかったし、結果も出せてよかった」と素直に喜んだ。

 もちろん、本当の勝負はこれからだ。この日でいったんキャンプ地を離れる王球団会長は「実績からしても、松中に頑張ってほしい。三冠王は運だけじゃとれない」と熱いエールを送った。

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2013年2月11日のニュース