雄星 “苦手”左打者対策に手応え 紅白戦3回無失点

[ 2013年2月11日 06:00 ]

紅白戦で3回1安打無失点の好投を見せた西武・菊池

西武紅白戦 紅組10―4白組

(2月10日 南郷)
 花巻東の3年先輩となる西武・菊池は紅白戦に先発し、新たなスタイルで3回1安打無失点、2奪三振の好投を見せた。「出来は最悪。良かったのは0に抑えられたことくらい」と採点は辛口だが、直球は最速148キロを計測。110キロ台のカーブで緩急を使った投球を披露した。

 弱点克服をテーマに取り組んでいる。昨年は右打者の披打率・244に対し、左打者は・261。「内角とか高めで空振りが取れないとやられると思うので」と、工夫を凝らした。左腕の武器は右打者の内角に決まるクロスファイア。だが、左打者対策としてプレートの踏み位置を三塁側にし、左打者への内角に逆の角度をつけた。2回には左打者の坂田から内角高め直球で空振りを奪うなど、手応えをつかんだ。

 昨年は期待されながら4勝止まりで、今季に懸ける思いは強い。14日の韓国ロッテ戦(南郷)に先発する。「指にかかってしっかり制球できるようにしたい」と、菊池は次戦の課題を口にした。緩急に加えストライクゾーンの左右高低を広く使う投球。この日の48球に、4年目の決意が見えた。

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2013年2月11日のニュース