元阪神選手 詐欺罪の初公判 検察「飲食代払うようになり金に困った」

[ 2013年1月8日 17:31 ]

 架空のもうけ話を知人に持ち掛け、現金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた元阪神タイガース選手で不動産会社社長塩谷和彦被告(38)の初公判が8日、神戸地裁尼崎支部(森田亮裁判官)で開かれ、塩谷被告は「知人に『この権利は選ばれた人にしか手に入らない』とは言っていない」と起訴内容の一部を否認した。

 検察は冒頭陳述で「プロ野球選手時代にスポンサーが払っていた飲食代を自分で払うようになり、金に困った。だました金は生活費や飲食費に使用した」と指摘した。

 起訴状などによると、塩谷被告は2010年8月、知人の男性会社役員(42)に、商業施設に入る飲食店テナントの売上金の一部が手に入る権利を譲渡するなどと架空の話を持ち掛け、現金計550万円をだまし取ったとしている。

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2013年1月8日のニュース