堂林に坂本、沢村も！若武者躍動で山本監督選考悩む？

８回、先制犠飛放った坂本（６）を笑顔で迎える生還した堂林（右から２人目）ら日本ナイン

侍ジャパンマッチ２０１２ 日本代表３―１キューバ代表

（11月18日 札幌Ｄ）
　ＷＢＣの前哨戦となる親善試合でキューバに連勝した侍ジャパンの山本監督は「投手陣が第１戦に続いて好投してくれましたからね。無四球だと思うんですよ」と２試合でキューバ打線をわずか１得点に抑えた投手陣をまず賞賛した。

　決勝点は８回、代打で登場した広島・堂林の三塁打が起点となった。全体練習の時から目をかけ、立浪打撃コーチとともにみっちり指導した“後輩”の見事な一振りには「彼の持ち味が出ましたね」とニヤリ。

　堂林だけではなく、この日決勝の犠飛を放った坂本、２回４奪三振の先発・沢村（巨人）、第１戦でピンチを封じて２回無安打無失点に抑えた今村（広島）ら若い選手の活躍が目立った２試合だった。来年３月に待ち受ける本戦の代表選考が悩ましくなりそう？と指摘されると「その通りですね」と嬉しい悲鳴を上げた。

　キューバとは来春のＷＢＣ１次ラウンドで同組だが、２連勝しても「本戦になるとまた違ったキューバが来るんじゃないかと思うのでね」とおごらず。それでも「勝ったことは自信になるでしょう。この２試合は選手たちがよく頑張ってくれました」と前向きに話した。