侍ジャパン しぶとく競り勝った!キューバに2連勝

[ 2012年11月18日 21:16 ]

<キューバ・日本>日本先発の沢村

 日本代表は18日、札幌ドームでキューバ代表との国際親善試合「侍ジャパンマッチ2012」の第2戦に臨み、3-1で勝った。キューバは、来春開催される野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで同組の相手、3連覇を狙う日本にとって最高のスタートとなった。

 日本の先発は巨人の沢村で、楽天の嶋とバッテリーを組む。4番には日本ハムの糸井が入った。キューバの先発は23歳右腕のアルバレス。

 初回、日本代表は1番長野(巨人)が空振り三振、2番大島(中日)が中飛、3番坂本(巨人)が投手のグラブをはじく遊撃内野安打で出塁、4番糸井(日本ハム)が右前打でチャンス拡大、5番松田(ソフトバンク)が三塁ゴロ失で2死満塁とするも6番T―岡田(オリックス)が二ゴロに倒れ3者残塁、無得点。

 その裏、キューバ代表は1番カスティーヨが右邪飛、2番ベルが左中間二塁打で出塁も、3番グリエルが3球で見逃し三振、4番A・デスパイネが浅い右飛に倒れ無得点。沢村は上々の滑り出し。

 2回、日本代表は7番秋山(西武)が投ゴロ、8番嶋(楽天)がストレートの四球で出塁、9番本多(ソフトバンク)がきわどいタイミングで二塁内野安打とし1死一、二塁と先制のチャンス。1番長野が中飛、2番大島が左飛に倒れ2者残塁で無得点。キューバ代表は5番セペダ、6番アブレウ、7番J・フェルナンデスが3者連続空振り三振に倒れる。

 3回、日本代表は3番坂本が三ゴロ、4番糸井が左飛、5番松田が四球を選び出塁、6番T―岡田の打席で一塁走者松田がけん制死、チェンジ。

 日本代表のマウンドにはヤクルトの村中が上がる。キューバ代表は8番ラロサが二飛、9番アルエバルエナが中飛、1番カスティーヨが空振り三振で無得点。

 4回、日本代表は6番T―岡田が中前打、この試合無死から初の出塁。7番秋山が初球打ちも一ゴロ併殺崩れで一塁に残る。8番嶋が二ゴロ併殺打で結局3人でチェンジ。キューバ代表は2番ベルが遊ゴロ、3番グリエルが左前打で出塁、4番A・デスパイネが二飛、5番セペダが左前打を放ち2死一、二塁とし先制のチャンス。ここで日本代表は村中に代わり、西村(巨人)がマウンドへ。6番アブレウは空振り三振で先制機を逃す。

 5回、日本代表は9番本多が一ゴロ、1番長野の代打筒香(DeNA)は空振り三振、2番大島は空振り三振でこの試合初の3者凡退。キューバ代表は7番J・フェルナンデスが中前打で出塁、8番ラロサがスリーバント失敗で三振、9番アルエバルエの代打マジェタが左前打で1死一、二塁と先制のチャンスを築く。1番カスティーヨの代打エンリケスの打席で二塁走者がけん制死、エンリケスは遊ゴロで結局無得点。

 6回、日本代表は3番坂本が中飛、4番糸井が中飛、5番松田が空振り三振で3者凡退。マウンドにはソフトバンクの森福が上がる。キューバ代表は2番ベルが右前打で出塁も3番グリエルが右飛、4番A・デスパイネが空振り三振、5番セペダが遊ゴロで依然無得点。

 7回、キューバ代表は左腕ゴンサレスがマウンドへ。日本代表は6番T―岡田が遊ゴロ、7番秋山が四球で出塁。ここでキューバ代表はヒメネスを投入。8番嶋は送りバント成功、2死2塁で9番本多の代打にパ・リーグ首位打者の角中(ロッテ)を送る。角中は遊ゴロで先制ならず。日本代表は大竹(広島)が16日に続き登板。キューバ代表は6番アブレウが左前打で出塁、7番J・フェルナンデスの代打トリエンテが送りバント成功、8番ラロサの代打トマスは右飛、9番途中出場のマンドゥレイが三ゴロに倒れチェンジ。

 8回、日本代表は1番筒香の代打堂林(広島)が初球を中越え三塁打。ここでキューバ代表は左腕ヌニェスを投入。2番大島は空振り三振。キューバ代表はガルシアをマウンドに送る。3番坂本は右犠飛で待望の先制点!キューバ代表はここでイェラが登板。4番糸井が右翼線三塁打。キューバ代表は0・デスオパイネがマウンドへ。5番松田の打席で暴投により1点を追加、松田は見逃し三振、この回2点で終了。日本代表はこの回から涌井(西武)が登板。キューバ代表は、途中出場の1番エレディアが遊ゴロ、2番ベルが空振り三振、3番グリエルが左越え本塁打で1点を返す。4番A・デスパイネが一ゴロに倒れチェンジ。

 9回、日本代表は6番T―岡田が右中間二塁打で出塁。ここでキューバ代表はP・フェルナンデスがマウンドへ。7番秋山は四球、途中出場の8番中村(ヤクルト)が送りバント成功で1死二、三塁。キューバ代表はイノホサが登板。途中出場の9番井端が二ゴロも野選を誘い1点を追加、1番堂林は空振り三振、2番大島は左飛でこの回1点。

 日本代表は山口(DeNA)が登板。キューバは5番セペダが右飛、6番アブレウが左中間二塁打で出塁、7番トリエンテが空振り三振、8番代打グラシアルが空振り三振でゲームセット。日本がキューバに2連勝となった。

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