ウエスタン選抜が快勝!埼玉&九州の“ダル”競演も

[ 2012年7月19日 20:40 ]

8回、2点三塁打を放ち三塁へ滑り込むウエスタン選抜・中谷

 プロ野球フレッシュオールスターゲーム2012は19日、新潟市のハードオフスタジアム新潟で行われ、ウエスタン選抜がMVPに輝いた中谷(阪神)の2安打3打点の活躍などで4―0と快勝した。優秀選手には川端(オリックス)、武田(ソフトバンク)、中村(日本ハム)、榎本(楽天)の4選手が受賞した。

 イースタン選抜はプロ3年目を迎えた「埼玉のダル」ことの中村(日本ハム)、ウエスタン選抜はルーキー西川(中日)が先発した。

 初回、中村は2三振を奪い3者凡退。西川は2死から榎本(楽天)に中前打を浴び、二盗を許したものの、無失点で切り抜けた。

 中村は2回、川端(オリックス)、伊藤隼(阪神)、中谷を3者連続三振に斬り、2回打者6人を完璧で抑え、計5奪三振と好投した。その裏、西川は先頭の鈴木(ロッテ)に四球を与えたものの、無失点で切り抜けた。

 イースタンは3回から楽天の新人・武藤が登板。先頭の赤田(中日)に四球を与えたものの、無失点。その裏、ウエスタンは阪神のドラフト2位・歳内が登板。この日19歳の誕生日を迎えた高卒ルーキーは2三振を奪い3者凡退と好投。

 イースタンの3番手はヤクルトの左腕・八木。2死一、三塁のピンチを招き、代わった田原(巨人)が中谷に右前適時打を浴びてウエスタンに先制を許した。その裏、ウエスタンは3番手の中崎(広島)がマウンドへ。2安打を浴びたものの、鈴木を二ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。

 5回、田原は走者を出しながら無失点。その裏、ウエスタンは左腕・嘉弥真(ソフトバンク)がマウンドへ。こちらも走者を出しながら、得点は許さなかった。

 イースタンは6回からDeNAの北方が登板したが、高橋周(中日)、川端に連打を浴び、併殺崩れの間に1点を失った。その裏、ウエスタンは宮崎日大高時代に“九州のダル”と呼ばれたソフトバンクのドラフト1位ルーキー・武田が3人でピシャリ。

 イースタンは7回、ロッテの南(ロッテ)が登板し、3者凡退に抑えた。その裏、ウエスタンは武田が続投、2三振を奪い3者凡退と2回をパーフェクト投球。

 8回、イースタンは十亀(西武)が登板。ウエスタンは2死から川端、伊藤隼の連打で一、二塁とし、中谷の右中間への三塁打で2点を追加。その裏、中日の辻が登板、1死一、二塁のピンチを招いたが、救援した二神(阪神)が2者連続三振で無失点で切り抜けた。

 9回、イースタンは一岡(巨人)が登板し、3者凡退。その裏、ウエスタンは1死後、二神に代わって塚原(オリックス)が登板し、2人をきっちり抑えた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月19日のニュース