旋風起こす!高田高 初戦は佐々木監督の母校・水沢

[ 2012年6月27日 06:00 ]

抽選を終え高田・佐々木明志監督(左)と握手する佐藤主将

岩手大会

 3泊4日の強化合宿を終え、抽選に臨んだ高田高校の佐藤央祐(ようすけ)主将(3年)は「どこと当たっても関係ないと思っていた。抽選も特に緊張しませんでした」とひょうひょうと話した。

 初戦の対戦校・水沢は、くしくも佐々木明志(あきし)監督(48)の母校。千葉勝英監督(38)は、佐々木監督が水沢の監督就任1年目に3年生で在籍し、主将を務めていた。また23日には、大船渡市の仮校舎グラウンドで練習試合を行い6―7で惜敗。高田高校が第3シードで出場した08年の岩手県大会でも2回戦で対戦し、その時も5―7で敗れるなど因縁深い。

 佐々木監督は「不思議な巡り合わせだね」。抽選会場の盛岡に向かう車中、佐藤主将から母校と戦う時の心中を聞かれ、「いま一緒に戦っている生徒が可愛いから、母校のことは気にならないもんだよ」と答えていたという。

 「これから学校に戻って、生徒たちと秘策を練ります」と佐々木監督。昨年の初戦敗退の雪辱を胸に、旋風を起こすことを誓った。

続きを表示

2012年6月27日のニュース