村田 大学以来のV「何しろ野球をやってきてこんなに勝った経験はない」

[ 2012年6月17日 07:25 ]

サインを手に笑顔を見せる巨人・村田

巨人・村田インタビュー

 巨人・村田修一内野手(31)が本紙の独占インタビューに答え、プロ入り後、自身初となる「優勝」の喜びを語った。

 ――プロでは初優勝となる交流戦V。09年WBCは途中、故障で離脱した。優勝は、日大時代の3年春以来になる。

 「チームとして勝つ、ということだけを求めて巨人に来ましたから。何しろ野球をやってきてこんなに勝った経験はない。強い巨人の中で今は4番を任せられて戦えている。野球選手としてこれ以上の喜びはない」

 ――表情に充実感があり、日々楽しそうにプレーしているように見える。

 「野球ってやっぱり面白いな、と再認識させられました。もう20年以上やっていますが、未知との遭遇ですよね。どうしてこんなに勝てるんだろう?とあらためて考えさせられる。次につなぐ意識であったり、練習に取り組む姿勢も。僕も勉強させられてばかり。先輩だけでなく、年下の勇人(坂本)や長野から学ぶところも多いですよ」

 ――打席での考え方も変わってきたのか?

 「自分が、というより相手が違う。後ろに阿部さんがいるから。際どい攻めや死球が減った。左の中継ぎとの対戦も増えた。今までなら自分のところで右に代えたケースで、そのまま。意識的には楽に打席に立てます。サヨナラ(6月9日・西武戦)の場面も、勇人を敬遠で自分勝負。これがチーム力かと実感してます」

続きを表示

2012年6月17日のニュース