イチロー批判 2度の得点機あっさり凡退…指揮官ついに

[ 2012年6月17日 06:00 ]

<マリナーズ・ジャイアンツ>8回無死満塁の好機に投手強襲の遊ゴロで打点を挙げたマリナーズのイチロー

インターリーグ マリナーズ2―4ジャイアンツ

(6月15日 シアトル)
 今季2度目の6連敗。マリナーズのエリク・ウェッジ監督の怒りの矛先は2度の得点機で凡退したイチローに向かった。

 「彼はもっと打たなければいけない。それは明らかだ。好機で打席に入れば、得点を挙げなければいけない選手。若手に頼る以前に、最初にやってもらわねばいけない」

 1点を追う3回1死一、二塁、元阪神のボーグルソンの初球を簡単に打ち上げ二飛。8回無死満塁でも打点こそ挙げたが、遊ゴロに倒れた。初球から攻めていくのがイチローの打撃。だが積極果敢な姿勢からの安打は勢いを生む半面、凡打となれば追い上げムードはしぼんでしまう。得点圏打率・148。今季は勝負強さを期待され3番に座ったが、好機で凡退が続いた。今月1日に1番に復帰。だが定位置に戻っても得点圏で10打数1安打だ。

 無論、指揮官の辛らつな言葉はイチローへの高い期待の表れでもある。「彼はわれわれのチームで最もベテラン。もっと頑張ってもらわねばならない」。メジャー通算2500安打まであと2本。チーム浮上のためにも、勝負強いイチローの復活を願っていた。

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2012年6月17日のニュース