先輩・東浜に朗報届ける 沖縄尚学08年以来の甲子園を

[ 2012年6月6日 06:00 ]

 第94回全国高校野球選手権(8月8日から15日間、甲子園)の地方大会は5日、全国のトップを切って沖縄大会の組み合わせが決まった。大会は16日に開幕。第1シードの沖縄尚学は2回戦から登場、名護商工と北部農林の勝者と対戦する。東浜巨投手(亜大)を擁して優勝した08年センバツ以来の甲子園出場を目指す。

 偉大な先輩に朗報を届ける――。第1シードの沖縄尚学は、エース東浜で優勝した08年センバツ以来の甲子園出場のチャンスだ。比嘉公也監督は「優勝を目指したい」と力強く言い切った。

 自信はある。今春の沖縄大会では、決勝で興南を7―0で下し優勝。自信を付けて臨んだ九州大会では、4強入りを果たした。スライダー、ツーシームなど多彩な変化球を操るエース右腕・山田を中心にまとまるチームは4年前をほうふつさせる。上原主将は「相手は第1シードを倒そうと向かってくる。受け身にならずに積極的にプレーしたい」と頂点を見据えて気合を入れた。

 夏の甲子園出場は05年から遠ざかっている。東浜の3年夏(08年)は決勝で浦添商に敗れた。それだけに比嘉監督は「丁寧に戦うことが大事」と気を引き締めた。一戦必勝を胸に勝負の夏に挑む。

 ≪沖縄尚学、興南が2強≫エース右腕・山田が安定している春の県大会優勝の沖縄尚学、投手層が厚い同準優勝の興南が2強。主砲・手登根(てどこん)がいる浦添工、昨秋の県大会優勝の糸満が続く。ほか沖縄水産、嘉手納、知念、浦添商なども実力差はなく混戦模様。

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2012年6月6日のニュース