悲しき5安打は昔の話 ロッテ角中「持っている男」に変身だ

[ 2012年5月20日 08:50 ]

<D・ロ>4回2死二塁、福浦のタイムリーで生還したロッテ・角中(中央)は成瀬(左)らに迎えられる

交流戦 ロッテ4-2DeNA

(5月19日 横浜)
 「持っていない」男が、今やチーム一「持っている」男かもしれない。

 ロッテの角中は昨年8月28日のオリックス戦(京セラドーム)で5打数5安打の大当たり。プロ初の5安打だったが、チームが敗戦したとあってヒーローになり損ねてしまった。

 試合後、引き揚げる通路では口が重かった。「5安打は野球人生で記憶にないです。打てたのは良かったですけど」とポツリ。「こんなに記者さんに囲まれたこともないのに。チームが負けては…」と肩を落としていた。

 今季は5安打どころか猛打賞もゼロ。それでも最近4勝は全て決勝打で、あの日の分はお釣りが来るほど取り返した。

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2012年5月20日のニュース