ダル プホルス封じて5勝目!2時間中断何の 5回1/3を3失点

[ 2012年5月12日 14:10 ]

エンゼルス戦の6回、ワシントン監督(38)らにねぎらわれ、笑顔で降板するレンジャーズのダルビッシュ(中央)

ア・リーグ レンジャーズ10―3エンゼルス

(5月11日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュが11日(日本時間12日)、アーリントンでのエンゼルス戦に先発。5回1/3で93球を投げて2本塁打を含む3安打3失点、3四球1死球7三振で、ア・リーグトップに並ぶ5勝目を挙げた。防御率は2・84。メジャーを代表するスラッガー、プホルスは第1、第2打席は三邪飛、第3打席は空振り三振に仕留めた。チームは10―3で勝った。

 初回、ダルビッシュは先頭のトラウトをスライダーで空振り三振斬り。続くイズタリスに右前打を許し、1死一塁でプホルスとの初対決を迎えた。2―2から内角へのツーシームでバットをへし折り、三邪飛に打ち取ったが、折れたバットが捕手トレアルバの頭を直撃するアクシデント。試合が中断したが、トレアルバは大事には至らず、ダルビッシュは4番ハンターを3球で空振り三振に斬り、初回は無失点で終えた。

 1回裏、レンジャーズは3連続内野安打で1点を先制したが、雨のため1死満塁の場面で試合は中断。2時間後に再開され、ジェントリーの三塁打などでさらに5点を追加し、6―0と大量リードを奪った。

 1回から2時間20分後、ようやく2回のマウンドに上ったダルビッシュ。この回から捕手はナポリに交代した。それでも中断による影響を感じさせない投球でトランボをスライダーで空振り三振に斬ると、続くケンドリックは右飛、ウェルズも右飛に打ち取り、あっさり3人で終えた。

 7点リードで迎えた3回、先頭のアイバーはダルビッシュのカーブに手が出ず見逃し三振。しかし、ウィルソンをストレートの四球で歩かせると、2―1から1番トラウトに甘く入った直球を捉えられ、左へ2点本塁打を浴びてしまう。続くイズタリスは二ゴロ、プホルスは三邪飛に打ち取って、この回2失点で終えた。

 4回はハンターを三ゴロ、トランボを空振り三振と簡単に2アウトも、ケンドリックにこの日2つ目の四球。それでもウェルズを右飛に打ち取った。5回は下位打線を相手に二直、空振り三振で2死とすると、3回に一発を浴びたトラウトに四球。続くイズタリスを投ゴロに打ち取って5回を終え、5勝目の権利を手にした。ダルビッシュは5回83球を投げて2安打2失点、3四死球で6奪三振。

 6回、ダルビッシュは先頭のプホルスを151キロの直球で空振り三振に斬ったが、続くハンターにセンターバックスクリーンへソロ本塁打を浴びてしまう。トランボに死球を与えて1死一塁としたところでマウンドを下りた。

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