内海、通算1000K達成!最多勝対決制し、今季初勝利!

[ 2012年4月12日 20:46 ]

中日戦に先発した巨人・内海

 プロ野球、巨人―中日3回戦は12日、東京ドームで行われ、巨人が3―2で逃げ切って、引き分けを挟んで3連勝を飾った。先発の内海が8回2失点で今季初勝利(2敗)。8回にブランコから空振り三振を奪って130人目となる通算1000奪三振を達成した。中日は引き分けを挟んで4連敗。吉見が今季初黒星を喫した。

 昨季、ともに18勝を挙げ、セ・リーグ最多勝に輝いた両投手の直接対決。内海はここまで2敗、一方の吉見はすでに2勝と対照的な結果。

 初回、内海は1死から大島に二塁内野安打を許したものの、続く森野を遊ゴロ併殺に仕留め、中日の攻撃を3人で抑えた。その裏、巨人は先頭の坂本が左翼へ二塁打、谷の送りバントで1死三塁と絶好の先制機をつくったが、長野が二飛、阿部は二ゴロに倒れ、無得点に終わった。

 2回、中日は1死から和田が左前打、谷がボールの処理にもたつく間に二塁まで進み、続く井端が四球を選んで1死一、二塁としたが、ここも内海が踏ん張り、平田を遊ゴロ併殺に打ち取り、無失点で切り抜けた。その裏、巨人は3者凡退。

 内海は3回も先頭打者の谷繁に右前打を許し、送りバントで1死二塁と得点圏に走者を背負ったが、荒木を三ゴロ、大島を投ゴロに打ち取った。その裏、巨人は1死から内海が左前打で出塁、坂本は二飛に倒れたが、谷が左前打、長野が二塁内野安打でつなぎ、2死満塁。ここで4番の阿部が中前打を放ち、さらにこの打球を中堅の大島が後逸…3者が生還し、巨人が3点を先制。阿部は「当たりは良くなかったけれど飛んだコースが良かった。1打席目のチャンスでは凡退してしまったのでこの打席で還せて良かった」と笑顔。

 しかし、4回、内海が先頭の森野に右前打を許すと、1死から三塁・村田が和田の打球をトンネル。一、三塁となり、井端の捕ゴロを阿部が二塁に悪送球し、1点を献上。阿部は「状況を見て落ち着いてプレーしないと」と反省。なおも1死一、二塁のピンチだったが、内海が代打・山崎をニゴロ併殺に仕留め、失点を最小限に食い止めた。

 5回、内海は1死から吉見に死球を与えたものの、後続を抑えた。その裏、巨人は2死から長野が内野安打で出塁し二盗、阿部が四球を選んだが、村田がニゴロに倒れ、追加点は奪えなかった。

 6回、内海は先頭の森野に二塁打を許し、1死三塁のピンチを招いたが、和田の中飛でタッチアップした森野の生還を長野が好返球で阻止。その裏、巨人は1死から右前打で出塁したが、寺内がニゴロ併殺に倒れ、3人で攻撃を終えた。

 7回、内海は井端に右前打され、またも先頭打者の出塁を許したが、後続を断ち、無失点。中日は代打を起用したため、その裏のマウンドは吉見に代わって山井。巨人の攻撃は3者凡退。

 8回、またも先頭打者に出塁を許した内海は1死後、森野に右中間への適時二塁打を浴び、リードは1点に。ブランコから通算1000奪三振を達成したが、続く和田を歩かせ、2死一、二塁。井端を中飛に仕留めて、何とかリードを守った。

 8回、中日は浅尾をマウンドへ。巨人は阿部、村田、小笠原のヒットで2死満塁としたが、代打・亀井が捕邪飛に倒れ、追加点を奪えなかった。

 9回、巨人は抑えの西村をマウンドへ。西村は1死から谷繁に左前打を許したが、リードを守り抜いた。

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