青木 粘って粘って相手投手“悲鳴”「対戦したくない 疲れた」

[ 2012年4月12日 09:58 ]

カブス戦の6回、右前打を放つブルワーズ・青木

ナ・リーグ ブルワーズ2―1カブス

(4月11日 シカゴ)
 青木の初スタメンでの出場は、ヤクルト時代に数え切れないほど任された1番。結果は1安打1四球だったが、結果以上にブルワーズ首脳陣にアピールすることができた。

 3回の2打席目。左飛に終わったが、ファウルで10球粘った。大きくうなずくコーチからは「安打と同じだ」と声を掛けられた。6回の3打席目も8球目投げさせ、やや体勢を崩されながら右前打を放った。

 カブスの先発デンプスターは106球を投げたが、青木には3打席で23球も費やした。

 「対戦したくない打者。疲れた」とメジャーで昨季まで112勝をマークした右腕は悲鳴にも似た感想を漏らした。

 「久しぶりに試合をしたなという感じがした。楽しかった」と青木。先発出場は主力の休養に伴うものだったが、存在感を示したことは確か。「控えで入団したので覚悟はしていた」という“新人”は我慢の時が続く。「僕は絶対に腐ったりはしない。活躍次第で状況は変わる」。一つ一つの積み重ねが道を開く時が来そうだ。

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2012年4月12日のニュース