新井貴「気合全開」で逆転打 和田監督に初勝利プレゼント

[ 2012年3月31日 17:35 ]

<神・D>6回阪神1死満塁、新井貴が左越えに逆転の2点二塁打を放つ

 プロ野球、阪神―DeNA2回戦は31日、京セラドーム大阪で行われ、阪神が6回に4番・新井貴の2点二塁打で逆転し、3―2で勝利。今季から就任した和田監督が初白星を挙げた。

 新井貴は試合後のお立ち台で「最高にうれしいです」と笑顔。「デッドボールあり、フォアボールありでお膳立てしてくれた」6回は「気合全開」で打席に入ったと振り返り、打てて「ホッとした」と表情を緩めた。

 試合はDeNAが先制。初回、石川の右前打から2死二塁とチャンスを築くと、この日も4番に座った中村が右中間へ2試合連続となる適時打を放ち、1点をリードした。

 DeNAはその後4回まで毎回走者を出したが無得点。待望の追加点は6回に生まれた。1死から中村がスタンリッジの直球を右前に弾き返し、柴田が後方にそらす間に三塁へ到達。続く金城は城島のファインプレーに阻まれて一直に倒れたが、森本がスライダーをしぶとく中前に打ち返して1点を追加した。

 5回までわずか1安打とブランドンを攻略できなかった阪神だったが、6回に安打2本に4四死球を絡めて一気に逆転。1死一、二塁から大和の左前適時打で1点差に迫ると、鳥谷が四球でつないで満塁とし、新井貴が2番手の篠原から左翼・森本の頭上を越える2点適時打を放って3―2とした。

 投げては8安打を浴びながらも6回2失点と粘ったスタンリッジに続き、筒井、榎田が1回ずつを抑え、最後は藤川が締めた。

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2012年3月31日のニュース