福井 3回0封で先発3番手に名乗り!野村監督も「満点」

[ 2012年2月27日 06:00 ]

<ソ・広>初回、ソフトバンク・ペーニャを見逃し三振に仕留める広島・福井

オープン戦 広島3-2ソフトバンク

(2月26日 宮崎アイビー)
 先発3番手に名乗り出た。広島の福井が26日、ソフトバンクとのオープン戦に先発し、3回44球を投げて3安打無失点の好投。前田健、バリントンに次ぐ存在として、開幕ローテーション入りをアピールした。

 「四球がなかったことと、無失点に抑えたことがよかった。力まず、淡々と投げることが今日のテーマ。思い通りの投球ができました」

 許した安打3本はいずれも長打だったが粘りを発揮。最速142キロの直球と110キロ台のカーブで緩急をつけた。そのカーブは「切れ過ぎていた」ことから、自主トレ中に握りを変えており、試投段階。真っすぐを磨くため「ブルペンでまだ練習していない」フォークも封印した。そうした状況下での好結果。野村監督は2年生を絶賛した。

 「カウントが悪くなると力が入っていたけど、今日はバランスよく投げていた。変化球でもストライクが取れていたし、投球にゆとりがあった。100点満点だね」

 昨季は8勝。ボールの力は誰もが認める。右ひざを折らない、左腕のリードで体の開きを抑える…などの新フォームが調和し始め、課題の制球難も解消されつつある。

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2012年2月27日のニュース