ローテ残りは1枠 宮国“第6の男”へ西村&ゴンザレスと勝負

[ 2012年2月27日 06:00 ]

ロッテとのオープン戦が中止となり巨人・宮国(中央)は観戦に訪れた家族(左から母・優子さん、祖父・下地栄さん、祖母・宮国ミツさん、父・透さん)と記念撮影

オープン戦 巨人-ロッテ(雨天中止)

(2月26日 沖縄セルラー)
 巨人の2年目右腕・宮国椋丞投手(19)が、開幕ローテーション入りへ「3番勝負」に挑む。登板予定だったロッテ戦(沖縄セルラー)は雨天中止になり、27日の韓国SKとの練習試合(同)にスライド登板する。

 首脳陣は3月13日のオリックス戦(京セラドーム)から開幕ローテーションの6人を確立する方針を固め、宮国は西村、ゴンザレスと残り1枠を争うことになった。地元・沖縄での登板を皮切りに好投を続けて「第6の男」を勝ち取る。

 昼前に雨天中止が決まると、宮国は足早に一塁側ブルペンへと駆け込んだ。先発予定だった沢村とともに投球練習。捕手を立たせたまま、約40球投げ込み感触を確認した。27日の韓国SK戦で初のスライド登板に臨むことが決定。同じくスライドする沢村の後に、2番手で2イニングを予定する。「気持ちだと思う。気持ちを切らせたら終わり。雨でも、気持ちを切らさないようにと思っていた」と意気込んだ。

 開幕ローテーションは内海、杉内、沢村、ホールトンの4人が確定。東野もほぼ確実な状況で、最後の1枠を宮国、ゴンザレス、西村の3人で争うことになる。期待の2年目右腕は14日の紅白戦で2回無失点。そして地元・沖縄で凱旋登板した19日の阪神とのオープン戦でも3回を打者9人でパーフェクトに抑え、4三振を奪ってみせた。

 現在先発投手陣は2、3イニング限定登板が続いているが、川口投手総合コーチは「100球投げるのは京セラドームからじゃない?」と3月13日オリックス戦(京セラドーム)を一つの目安に設定。それ以降は5イニング、100球前後の登板で開幕へ向けて調整登板させる。つまり、開幕ローテーションの6投手は3月13日までに決定する。宮国の登板機会は、27日の後は3月4日西武戦(東京ドーム)、同11日阪神戦(甲子園)が有力。3試合でアピールを続ける。

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