先発転向の牧田 立ち上がり克服へ調整法見直し

[ 2012年2月27日 06:00 ]

<オ・西>初回、2点を失い表情を曇らせる西武・牧田

練習試合 西武3―5オリックス

(2月26日 高知東部)
 先発転向へ意味のある失点だった。西武・牧田がオリックスとの練習試合に先発して、3回4安打2失点。初回は制球が定まらず打者4人で2点を失ったが、2回以降は無失点に抑えた。

 抑えの時は10球程度だったブルペン投球を、この日は30球に増やしてマウンドに上がった。「初回が一番大事なので、もっと飛ばしていかないと。ブルペンでもう少し球数を投げてもいいかもしれない」。先発投手が最も苦労する立ち上がりを乗り切るため、今後はブルペンでの球数を増やすなど最善の調整法を模索することになった。

 不慣れな地方球場と強風に悩まされながらも、先発としてイメージチェンジも果たした。守護神を務めた昨季は投じなかった90キロ台のカーブだ。3回2死からバルディリスに対して連投。「去年は抑えだったので緩急をつけなかった。先発なので試してみたかった」。先発転向から使い始めた右打者へのシンカーにも手応えをつかんだ。渡辺監督は「最初は珍しくボールが先行したけど、その後は普通の牧田に戻った」と及第点を与えた。開幕まで1カ月。初回の2失点を修正点とし、先発の準備を万全にする。

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2012年2月27日のニュース