あだ名は「ニンジャ」 青木 定位置獲りへ“ニンニン”

[ 2012年2月27日 06:00 ]

ファンが差し出す写真にサインするブルワーズの青木

 ブルワーズの青木宣親外野手(30)が25日(日本時間26日)、メジャー1年目のキャンプインを迎えた。

 練習前の全体ミーティングでは、昨季リーグMVPのライアン・ブラウン外野手(28)から米国でも知名度の高い「ニンジャ」のニックネームを与えられ、意気投合。練習中には野球談議に花を咲かせるなど、早くもチームに溶け込んでいた。

 「“新しいあだ名を付けてやろうか”となって、なぜかニンジャになった。日本人のイメージなのかな。何でもいいです。そういう形でもコミュニケーションが取れたのは、凄く大きいですね」

 約3時間の全体練習では、戸惑うことなく全メニューをこなした。投球の間隔が短いメジャー方式のフリー打撃にも「(09年の)WBCでもそうだったし、話も聞いていた。立ち遅れはない」としっかり対応。打ち足りないと感じるや居残り特打も行い、計56スイングで2本の柵越えを放った。今後も日本流の居残り&早朝練習を取り入れて、量を補っていく。

 ロン・レネキー監督は、ブラウンが開幕から出場可能となったことを受け「ブラウンが出られない場合と状況は違う」と、青木の起用法変更を示唆した。しかし、目標はあくまで正中堅手の奪取。「競争社会ではありますから、勝っていきたい。僕は総合的(な選手)。打って守って走って、その3つを全部見せられたらと思う」。忍法ならぬ正攻法で、定位置を奪うでござる!

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2012年2月27日のニュース