ダル、極秘テキサス入り!メディカルチェック完了

[ 2012年1月4日 06:00 ]

 日本ハムのダルビッシュ有投手(25)が極秘渡米していたことが2日(日本時間3日)、分かった。大リーグ関係者は「既に米国におり、今回はメディカルチェック(身体検査)を行うことが目的と聞いている」と明かした。メディカルチェックは既に完了。ダルビッシュは2日、ポスティング・システムで独占交渉権を落札したレンジャーズの本拠地アーリントンから西へ50キロのテキサス州ダラスに滞在した。

 正式契約への流れは「入団合意→球団のメディカルチェック」が通例だ。だが、今回の検査は球団のものかは不明で、米国内で権威を持つドクターによる検査の可能性もある。レ軍側が認めれば、権威による診断書を球団のメディカルチェックの代用とすることも可能だからだ。いずれにせよ、利点は大きい。交渉は長期戦必至で、独占交渉期限の米東部時間18日午後5時(日本時間19日午前7時)いっぱいまで攻防が予想される。合意後に身体検査の手順では、交渉期限がさらに限定されてしまう。宮崎で楽天・田中らと自主トレ予定のダルビッシュにとっても、再渡米の必要がなくなり、練習に集中できる。

 今回の渡米の背景にあるのは、メディカルチェックだけではない。本拠地周辺の住環境チェックや、本拠レンジャーズ・ボールパークの雰囲気を肌で感じることも重要な目的だ。ダルビッシュの来訪に合わせ、レ軍サイドも動いている。球団関係者は「ライアン球団社長も含め幹部はダルビッシュと対面したいとの希望を持っている」と話す。通算5714奪三振の大リーグ記録を持つノーラン・ライアン球団社長が直接、ラブコールを送る可能性もある。本格交渉を前に、ダルビッシュ周辺が慌ただしくなってきた。

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2012年1月4日のニュース