最後まで諦めん!宮本 残り3試合に強行出場も

[ 2011年10月18日 06:00 ]

畠山(左)と打撃論を交わす宮本

 チームリーダーは最後まで決して諦めない。満身創痍(そうい)のヤクルト・宮本が、順位が確定するまでシーズン残り3試合に強行出場を続ける考えを示した。神宮の室内練習場で全体練習を行い、その後に新幹線で大阪入り。両太腿は肉離れ寸前だが「順位が決まるまで出続けるつもり。1、2、3位の可能性があるチームはうちだけ。全力を尽くす」と話した。

 首位中日とは依然3ゲーム差だが、優勝の可能性はかすかに残る。きょう18日の阪神戦(甲子園)など残り3試合で全勝し、中日が残り3試合で全敗すれば逆転V。一方で、1ゲーム差に迫る巨人が残り1試合に勝利し、ヤクルトが3戦全敗なら3位に転落する。CS出場こそ確定したが、チームリーダーはあくまで上を見ている。小川監督も「5番・三塁」で起用する方針で、「出ると足の治りが遅くなるが、(宮本の存在は)代えるに代えられない。順位が決まっていない以上、出てもらわなければ」と全幅の信頼を寄せている。

 宮本は今月5日に肺炎でドクターストップを余儀なくされたが、欠場は最低限の4試合にとどめて復帰。さらに両太腿の負傷というアクシデントに襲われながらも、気力で強行出場を続ける。きょうの阪神戦に勝ち、中日が横浜戦(横浜)に敗れれば、あす日には敵地で雌雄を決する最後の直接対決が待つ。勝負は、げたをはくまで分からない。

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2011年10月18日のニュース