落合監督に恩返しを…V弾ブランコ「生きるか死ぬか」の戦い

[ 2011年10月6日 07:38 ]

<中・広>お立ち台でファンの声援に笑顔で応える(左から)同点本塁打の大島、勝利投手の川井、決勝本塁打のブランコ
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セ・リーグ 中日2-1広島

(10月5日 ナゴヤD)
 中日は5日、広島に先制されながら大島洋平外野手(25)、トニ・ブランコ外野手(30)の2本のアーチで連夜の逆転勝ち。10月は無傷の4連勝で、敗れた首位ヤクルトとは最大10ゲーム差からゲーム差なしの勝率3厘差まで詰め寄った。

 試合を決めたのは主砲のひと振りだった。1―1の8回2死から左翼席中段に突き刺さる12号決勝弾。ブランコは「完璧。こんなに完璧に打てたのは久しぶりだね」と自画自賛した。

 2年連続30本塁打以上の大砲も3年目の今季は古傷の右手中指痛を再発させ、6月4日から約3カ月間も戦線離脱した。患部は完治したわけではないが、4番としての自覚が激痛の中でフルスイングをさせ続けている。「ケガは考えないようにしている。痛いけど、そんなことを言っている場合じゃない。生きるか死ぬかというところでやっている」。来日1年目の09年から、不振のときは必ず落合監督のアドバイスを求めた。その落合監督は今季限りで退団が決まっている。恩返しするチャンスは今しかない。

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