大荒れ原監督 最下位に連敗でペットボトル叩きつけた

[ 2011年10月6日 06:00 ]

<巨・横>9回2死、長野が放った左翼へあわや同点本塁打の打球を総立ちで見つめる原監督(右端)ら巨人ベンチ

セ・リーグ 巨人4-5横浜

(10月5日 東京D)
 衝撃音が会見用の部屋に響いた。「ドンッ」。巨人の原監督が右手に握ったミネラルウオーターのペットボトルを、テーブルに叩きつけ会見を終えた。

 今季最も短かった指揮官の試合後会見。時間は1分足らずで、「見ての通りだね」と打線の拙攻を嘆いた。この日は坂本が今季3度目の先発落ち。先発が予想された加賀に対して11打数無安打、最近5試合で打率・095の状態の悪さからだった。4回に代打で途中出場。8回には1点差に迫る意地のグランドスラムを放った。「途中からでも結果が出てよかった」と言いながら、チームの黒星に笑顔はなかった。

 9回2死から、長野の大飛球も左翼フェンスの手前まで。勝負の9連戦で最下位の横浜に連敗スタートし、計算上では自力での2位浮上がなくなった。

 ▼巨人・坂本(途中出場で満塁弾を含む2安打)甘い球が来たらいってやろうと考えていた。途中からでも結果が出てよかった。

 ▼巨人・福田(先発で3回1/3、5安打3失点。今季初黒星)調子は悪くなかった。(4回の5連打は)ストライクを取りにいきすぎて、甘く入ってしまった。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ(福田は)あの回(4回)だけだった。カウントを有利にしたけど、ボール球を投げる余裕がなかった。

続きを表示

2011年10月6日のニュース