関東一の捕手・小野寺が配球読んで満塁弾、連覇に王手

[ 2011年7月30日 06:00 ]

<関東一・二松学舎大付>5回2死、関東一・小野寺は左越えに満塁弾を放ちガッツポーズ

東東京大会準決勝 関東一7―0二松学舎大付

(7月29日 神宮)
 関東一の4番・小野寺が満塁弾を含む5打点と爆発。連覇へ王手をかけた。5回2死満塁、2ボールからの内角直球を強振。「ちょっと詰まったので、入るかどうか分からなかった」。本人も驚きの高校通算22本目のアーチで大勝を演出した。

 昨夏は東東京大会前に腰を痛め、甲子園での出場は1試合だけ。8強進出に貢献できなかった。今春から肩の強さを買われ外野手から捕手に転向。「配球を読むようになった。満塁だし2ボールからストライクを取りにくると思った」。守備でもエース皆川を8回2安打無失点に導く好リードを見せた。決勝で対戦する帝京の1番打者・水上とは幼なじみ。準々決勝前に球場ですれ違った際に「決勝で会おう」と誓いあったという。「(水上は)1番なので何とか抑えたい」。東東京では07年のその帝京以来、4年ぶりとなる連続出場への鍵は小野寺が握っている。

 ▼二松学舎大付・市原勝人監督(5回に満塁弾を浴びたエース鈴木は)今大会通して良くなかった。でも、エースで負けたら仕方ない。

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2011年7月30日のニュース