今季Kスタ1号!山崎「3本打つって言ったけど1本で許してくれ」

[ 2011年4月30日 17:38 ]

2回楽天無死、山崎が右越えに同点本塁打を放つ

パ・リーグ 楽天3-1オリックス

(4月30日 Kスタ宮城)
 楽天が本拠地連勝を飾った。1点を追う2回、山崎が右越えソロ本塁打。さらに2死三塁から嶋の適時二塁打で勝ち越した。7回には松井稼、聖沢の連続二塁打で1点を追加。先発ラズナーは5回1/3を8安打1失点で2勝目を挙げた。

 試合終了の瞬間、スタンドから無数の白い風船が舞い上がった。この日、東日本大震災で被災した中学生を招待。Kスタの今季第1号を放った山崎はお立ち台で「試合前、3本打つって約束したけど1本で許してくれ。家族や近所の人を助けてやってくれ」と客席に向かって叫んだ。そんな42歳の主砲の一発には“思いやり”が込められていた。

 先発の助っ人ラズナーも「投手も野手もひとつになって勝ち続けたい」と言った。4月はこれで貯金3。まずまずのスタートダッシュで5月を迎えることになった。

 オリックスは前日3三振の4番T―岡田をスタメンから外す荒療治に出たが、初回に北川の左前適時打で挙げた1点のみ。打線の元気のなさが目立った。

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2011年4月30日のニュース