島袋にまたも大学の洗礼…連続黒星

[ 2011年4月8日 06:00 ]

<駒大・中大>力投するも、6回途中3失点で降板した中大・島袋

東都大学野球春季リーグ戦 中大0―6駒大

(4月7日 神宮)
 東都大学野球春季リーグは27日、3回戦2試合が行われた。第2試合は開幕投手を務めた中大の島袋洋奨投手(1年)が今季2度目の登板となったが、3回2死二塁から大学初被弾。2失策が絡んだため自責点0ながら5回0/3、3失点で2試合連続で負け投手となった。第1試合は、亜大のエース東浜巨(なお)投手(3年)が自己最多となる毎回の12奪三振を奪う力投でチームに今季初勝ち点をもたらした。
【試合結果 勝敗表】

 高校球界を席巻したトルネード左腕が、東都の洗礼を浴びた。島袋は3回に先頭打者を失策で出塁させると、2死二塁から136キロの力のない直球を3番・岡に右翼席へ初被弾。「サインは内角高めの要求だったけど、相手の得意なコースに投げてしまった」と制球ミスを悔やんだ。

 走者を置いた投球に課題を残した。体をひねるトルネード投法の弱点を突かれ、この日も2盗塁を許すなど、2戦で計5盗塁。「けん制を多めにするように言われていたけど、かき回されてしまった。クイックは苦手じゃないけど」と話したが、高橋善正監督は「(原因は)フォームにあると思う。仕掛けられない状態をつくらないといけないけど、まだまだだろうな」と話した。

 デビューから連敗。2試合で7失点も自責点1という不運もあるが、高橋監督は「(右肘痛の)鍵谷が戻ってくれば登板機会がないかもな。勝てる投手を入れないといけないから。名前だけじゃ駄目」とローテーションの見直しも示唆。興南(沖縄)で甲子園を春夏連覇した左腕に試練が訪れた。

 <駒大 7季ぶり勝ち点>駒大が投打の柱の活躍で07年秋の青学大戦以来、7季ぶりの勝ち点を挙げた。中大のルーキー島袋から、3回に右越え2ランを放った3番の岡主将は「ジャストミートでした。勝負どころで直球が多いので狙ってました」と会心の一打を振り返った。投げては先発の白崎勇が中大打線をわずか5安打に封じ、リーグ戦初完封。「出来過ぎです。素直にうれしいです」と喜んだ。

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2011年4月8日のニュース